前祭の山鉾の御朱印を集めたときのこと
祇園祭ではたくさんの山鉾が出ます。
その山鉾の傍らには、御朱印のスタンプが!
そう、ジャパニーズトラディショナルスタンプラリーこと、ご集印を楽しむことができるのです。というわけで早速「ご集印帳」を購入。
しようとしたんです。そうしたら、すでに持っている本とセットで2000円しかないと、長刀鉾のところで言われてしまいました。
えー、その本持っているんだけどなあ……と言いつつも、ご集印したいし、長刀鉾の中まで入らせてくれる(拝観料込み)というし、まあいいかと思って買っちゃいました。
そうしたら他のところではもりもりと単品で販売されているじゃないですか! やられたー!
まあ、そういうことをいつまでもあれしていたらダメなので、気にせずいってみたいと思います。なお、今回の写真は全てiPhoneでパシャっと適当に撮りました。いやー、SnapLiteを使ってうまいことやりたかったんだけども、全然うまいこといかなくて……
さて、山鉾巡行なんですが、今回は前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)とにわかれています。7月14日現在では、前祭の分の山鉾しかありません。というわけで、御朱印も前祭の分しかありません。
というわけで、見ていきましょう。
まずは長刀鉾から。
特徴である、鉾先の長刀がばっちり見えていますね。
お次は占出山(うらでやま)です。
鮎を釣って戦勝の兆とした故事にならってのものなので、鮎がばっちり描かれています。
3番目は芦刈山(あしかりやま)です。
なんかここの御朱印スタンプはダントツに大きかったです。芦を刈るには大きさが必要ということでしょうか。ちなみに3つのスタンプがありました。
さて、次は孟宗山(もうそうやま)です。
雪の中でタケノコを掘り当てた故事にならっているので、その場面が描かれています。
どんどんいきますよ。函谷鉾(かんこぼこ)です。
函谷鉾の「函」の字を大胆にあしらったデザインですね。
次は山伏山(やまぶしやま)です。
とてもシンプルでした。
綾傘鉾(あやがさほこ)ですー。
傘の意匠がとてもいいですね。
ちなみにこの御朱印スタンプがあるところでは、(たぶん時間によっては)巫女さんにお祓いをしてもらえて、おまけに眼鏡の巫女さんに御神酒をいただいたりしました。興味のある方は是非綾傘鉾へ!
お次は伯牙山(はくがくやま)
シンプルすぎてコメント難しいですね。無理にコメントしません。
菊水鉾(きくすいほこ)です。
シンプルでありながら菊水鉾の巨大さを表しているのではないでしょうか。実際、とても大きかったです。
次は太子山(たいしやま)
残念ながら僕のスタンピングテクニックが及ばず真ん中がかすれていますが、聖徳太子と書かれています。聖徳太子を祀っているのですね。
霰天神山(あられてんじんやま)いってみましょう。
京都に大火があったときに、霰が降って猛火が消えたという故事にちなんだものだそうです。そのときに天神様を祀ったので、梅の御紋なのでしょう。
ようやく折り返し地点です。次は油天神山(あぶらてんじんやま)
じゃあこっちは猛火が起きたときに油を注いで……!? というわけではもちろんなく、油小路通にある天神様で油天神山だそうです。
そして鶏鉾(にわとりほこ)
あんなにも鉾は巨大なのに、なんというシンプルさ……
コメントが難しすぎます。なのでしません。あ、中に入らせてもらったのでそのときの写真はまた後ほど。
そして、木賊山(とくさやま)
我が子を人にさらわれて一人で木賊を刈る翁を表しているそうです。なるほど。そう見えなくもないですね。
四条傘鉾(しじょうかさほこ)
一番サービスが良かったというか、お守りやらなにやら一緒にいただいちゃいました。
そして蟷螂山(とうろうやま)
手元の資料だととうろうやまなのに、御朱印スタンプ上ではかまきりやまという。うーん、謎です。ここの山鉾はからくりがあるそうなので、動くのを早く見たいなあ。
そして、月鉾(つきほこ)!
シンプルだけれどもかっこいい御朱印スタンプ。
この鳥は八咫烏ですね。
そして白楽天山(はくらくてんやま)
唐の詩人白楽天にちなんだものなので、いろいろな書体の御朱印スタンプが用意されていました。
保昌山(ほうしょうやま)
平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折るところにちなんでいるので梅の花なのでしょう。どうでもいいんですが、ここがなんか一箇所だけ遠くにあったので、全部回るときは注意が必要です。
そして、郭巨山(かっきょやま)
郭巨が黄金の釜を掘りあてて母に孝行したことからちなんでいるそうです。ということは、この釜は黄金! 金色! 心の目で金色に見てみよう!
放下鉾(ほうかほこ)
さかさにしたミッキーげふんげふん。これは、日、月、星の三光が下界を照らす形をしているそうです。なるほど、そう見えてきた! そうとしか見えない!
そして岩戸山(いわとやま)です
もちろんこの岩戸は天照大神の岩戸隠れの神話の岩戸です。天照大神、手力男尊、伊弉諾尊の三体のご神体を表しているのだとか。なるほどー
そして最後が船鉾(ふなほこ)です。
船鉾の船尾に神功皇后と三神像を祀っているとのことで、このような図案になっているのでしょう。
というわけで、さきまつりの23の鉾の御朱印スタンプでした。全部見てくれた方、おつかれさまでした。
ちなみに「ご集印帳」とセットで買ったのはこの本です。もう持っているというか、毎晩読んでいるのに。2冊手元にあるので欲しい方がいたら1冊差し上げます……
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